総務部門の業務は、施設管理・文書管理・社内規程の整備・備品調達・株主対応など多岐にわたります。これらをExcelや紙ベースで管理し続けると、情報の散在・転記ミス・属人化が避けられず、担当者の残業増加や引き継ぎ困難といった問題が生じやすくなります。こうした課題を根本から解決するのが、自社の業務フローに合わせて構築する総務システム開発です。
しかし「どの開発会社に依頼すれば良いのか」「何を基準に選べばよいのか」が分からず、発注を躊躇している担当者も少なくありません。本記事では、総務システム開発でおすすめの開発会社・ベンダー6選を具体的な特徴・実績とともに紹介します。さらに、発注前に確認すべき選び方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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・総務システム開発の完全ガイド
総務システム開発パートナー選びの重要性

総務システムは、人事・経理・法務など他部門と連携する場合も多く、一度構築したシステムは数年〜10年単位で使い続けることになります。そのため、開発会社の選定はプロジェクトの成否を大きく左右する重要な判断です。単に「安い」「知名度がある」といった基準だけで選んでしまうと、仕様齟齬や品質不足が原因となり、後からの改修コストが膨らむケースも少なくありません。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
総務システムの開発は、要件定義から設計・開発・テスト・リリース・保守運用まで長期にわたります。この過程で開発会社とのコミュニケーション不足や認識のずれが生じると、完成したシステムが現場のニーズと乖離してしまうことがあります。特に総務部門の業務は会社ごとに細かいルールや慣行が異なるため、業務理解力の高い開発会社を選ぶことが品質の高いシステム実現につながります。
また、システムのリリース後には不具合対応や機能追加が発生するのが一般的です。保守運用まで一貫して対応できるパートナーを選ぶことで、長期的な安定稼働が期待できます。開発フェーズだけでなく、リリース後のサポート体制まで含めて評価することが、失敗しない発注の第一歩となります。
発注前に確認すべきポイント
開発会社への発注前に確認すべきポイントとして、まず自社の業務要件の整理が挙げられます。「何の業務を、どのように効率化したいか」を具体的に言語化しておくことで、開発会社との認識齟齬を防ぎ、正確な見積もりを取りやすくなります。要件が曖昧なまま発注してしまうと、仕様変更による追加費用が発生しやすくなります。
次に、複数社への相見積もりが重要です。3〜4社から見積もりを取ることで、費用の妥当性や各社の提案力の差を比較できます。その際は費用だけでなく、提案内容の具体性・担当者の業務理解度・過去の類似実績なども評価軸に加えることで、より納得感の高い発注先選定が可能になります。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの最大の特徴は、コンサルティングフェーズから開発・導入・定着支援まで一貫してサポートできる点です。多くの開発会社は開発フェーズのみを担当しますが、riplaは業務課題の整理・要件定義・システム設計・開発・リリース後の改善提案まで、プロジェクト全体をワンストップでサポートします。これにより、コンサル会社と開発会社の間で生じがちな認識齟齬を防ぎ、業務成果に直結したシステムを実現できます。
また、IT事業会社として自社内でDXを推進してきた実践経験を持つことも強みのひとつです。机上の理論ではなく、実際にシステムを使う現場の視点からシステム設計ができるため、導入後の定着率が高く、現場から受け入れられるシステムを構築できます。総務部門特有の細かな業務フローや承認ワークフローにも対応できる柔軟な開発体制を持っています。
得意領域・実績
riplaは、営業管理・顧客管理・生産管理・販売管理といった基幹業務システムの構築実績を多数持っています。総務領域においても、社内申請ワークフロー・備品管理・契約書管理・施設予約管理などのシステム開発に対応しており、中小企業から上場企業まで幅広い規模の企業の業務効率化を支援しています。
特に「既存のExcel管理をシステム化したい」「紙ベースの申請フローをデジタル化したい」というニーズに対して、現状業務の分析から最適なシステム設計までを提案できる点が強みです。費用対効果を意識した実践的な提案力に定評があり、過剰なシステムを押しつけることなく、必要な機能に絞ったコストパフォーマンスの高いシステム開発を実現しています。
株式会社アールピーシー|正確さを最優先とした堅牢なシステム開発

株式会社アールピーシーは、2002年設立の東京都渋谷区を拠点とする開発会社です。「正確さ」を最重要指標として掲げており、バックオフィスシステム・財務・経理・労務・総務関連の業務システム開発に特化した実績を持っています。特に管理部門向けのシステム開発において、細かい業務要件を丁寧にヒアリングし、高品質なシステムを提供することで評価されています。
特徴と強み
アールピーシーの最大の特徴は、「正確さ」を開発方針の柱に据えた堅牢なシステム設計にあります。総務・経理・労務といったバックオフィス系のシステムは、数値の正確性や承認フローの厳密な管理が求められます。同社はこのような要件に対して、仕様の細部まで徹底的に確認するプロセスを採用し、リリース後のトラブルを最小化する体制を整えています。
業務システムとWebシステムの両領域に対応しており、クラウド型・オンプレミス型いずれの構成にも柔軟に対応できます。小規模なシステム改修から大規模な業務システム新規構築まで、プロジェクト規模を問わず対応可能な体制が強みです。丁寧なコミュニケーションを大切にする社風があり、発注者との信頼関係を重視した開発スタイルが評価されています。
得意領域・実績
アールピーシーは、バックオフィス系システムの開発実績を豊富に持っています。財務・経理システムから始まり、労務管理・総務管理・社内申請ワークフローなど、管理部門の幅広い業務に対応したシステム開発が得意領域です。特に既存の業務フローをそのままデジタル化するのではなく、業務改善の観点を取り入れた最適化提案ができる点が高く評価されています。
設立から20年以上にわたり、継続的に管理部門のシステム開発に特化してきた実績により、業界特有の商習慣や法令対応(労働基準法・会社法等)への知見も蓄積されています。法改正への対応が必要な場合にも、迅速に対応できる体制を維持していることが強みのひとつです。
株式会社レガートシップ|ユーザー視点の使いやすさを重視した開発

株式会社レガートシップは、2012年設立の東京都港区を拠点とする開発会社です。人事・総務・経理などの管理部門向けシステムの導入支援・再構築コンサルティングに豊富な実績を持ちます。技術力の高さと同時に「ユーザーが使いやすいシステム」を設計の中心に据えており、現場担当者の視点を大切にした開発アプローチが特徴です。
特徴と強み
レガートシップの特徴は、システム導入支援とコンサルティング機能を兼ね備えた開発会社である点です。単にシステムを開発するだけでなく、業務課題を整理し「どのようなシステムが本当に必要か」を共に考えるプロセスを重視しています。管理部門の業務改善という観点から要件を整理することで、現場に定着しやすいシステムの実現を得意としています。
業務システム・Webシステム・ホームページ制作まで幅広く対応しており、総務システムをイントラネットや既存の社内システムと連携させるような複合的なプロジェクトにも対応できます。設立以来、中小〜中堅企業を中心に多くの管理部門DXプロジェクトを支援してきた実績があります。
得意領域・実績
レガートシップは、人事評価システム・勤怠管理システム・社内稟議システム・契約書管理システムなど、総務・人事・経理の各部門が連携するような横断的な業務システムの開発に強みを持ちます。特に既存システムの再構築案件において、旧システムの課題分析から新システムへの移行計画策定まで包括的に対応できる点が評価されています。
また、クラウドサービスとの連携実績も豊富で、既存のSaaSツール(グループウェアや会計ソフト等)とカスタムシステムをAPI連携させるような案件にも対応できます。導入後の改善提案も積極的に行う姿勢があり、長期的なパートナーシップを重視した関係構築を大切にしています。
株式会社アスネット|厳格な品質管理基準で総務・人事系開発に特化

株式会社アスネットは、2001年設立の東京都新宿区を拠点とする開発会社です。人事・総務系および経理系システムの豊富な開発実績を誇り、独自の厳格な品質管理基準を採用してシステムの信頼性向上に取り組んでいます。業務システム・Webシステム・サーバー・クラウドと幅広い領域に対応できる技術力を持ちます。
特徴と強み
アスネットの最大の強みは、独自の品質管理基準に基づいた高品質なシステム開発です。要件定義・設計・開発・テスト・リリースの各フェーズで厳格なレビュープロセスを設けており、バグや仕様漏れを最小化する体制を整えています。特に人事・総務・経理系システムのように、ミスが許されない業務を支えるシステムにおいて、この品質へのこだわりが大きな差別化要因となっています。
また、サーバー構築・クラウド移行にも対応できる技術力を持つため、システム開発からインフラ整備まで一社でまとめて依頼できる点も便利です。開発したシステムの稼働環境を含めたトータルなソリューション提案が可能で、特にオンプレミスからクラウドへの移行を検討している企業にとって心強いパートナーとなります。
得意領域・実績
アスネットは人事給与システム・勤怠管理システム・経費精算システム・文書管理システムなど、管理部門の幅広い業務システム開発において実績を積み重ねています。設立から20年以上にわたり培ってきた開発ノウハウにより、業種・規模を問わず多様なプロジェクトに対応できる技術力と業務理解力を持っています。
クラウド対応の強みも活かし、AWS・Azure・Google Cloudといったパブリッククラウド上へのシステム構築も得意としています。セキュリティ要件が厳しい人事・総務系システムにおいても、適切なセキュリティ設計と運用管理体制を整えたシステム構築が可能です。
ダイレクト・コンサルティング株式会社|管理部門業務支援に特化したWebアプリ開発

ダイレクト・コンサルティング株式会社は、1999年設立の東京都台東区を拠点とする開発会社です。総務・人事・経理などの管理部門業務支援システムの提供に特化しており、特に業務Webアプリケーションの設計・開発に強みを持ちます。コンサルティング機能を持ちながらシステム開発も行うため、業務課題の整理から実装まで一貫したサポートを受けられます。
特徴と強み
ダイレクト・コンサルティングは、コンサルティングと開発を組み合わせた独自のサービスモデルが特徴です。単にシステムを作るだけでなく、現状業務の課題分析・業務フローの最適化提案・システム要件定義まで包括的に支援します。管理部門の業務に精通したコンサルタントがプロジェクトに参画するため、業界特有の慣行や法令対応を考慮した実用的なシステム設計が可能です。
特に業務Webアプリケーションの設計・開発に特化した技術力を持ち、ブラウザから操作できる使い勝手の良いシステムを得意としています。スマートフォンやタブレットからもアクセスできるレスポンシブ対応のシステム開発にも対応しており、テレワーク推進企業からの需要も増加しています。
得意領域・実績
ダイレクト・コンサルティングは、人事評価システム・目標管理システム・コンピテンシー管理システムといった人事領域の高度な業務システムから、会計システムの導入支援まで幅広く手がけています。特に人事評価や目標管理といった、会社の制度に合わせたカスタマイズ性が求められるシステム開発において豊富な実績があります。
また、既存システムのリプレイス案件にも強く、旧システムからのデータ移行や業務フローの見直しを伴うリニューアルプロジェクトを多数手がけています。設立から25年以上にわたり管理部門向けシステムに特化してきたノウハウが、プロジェクトの品質と安定性を支えています。
アンダーズ株式会社|多業種実績と自社ライブラリで迅速なシステム提供

アンダーズ株式会社は、2016年設立の東京都千代田区を拠点とする開発会社です。金融・製造をはじめ多業種での総務部門システム開発経験を持ち、汎用性のある自社ライブラリを活用することで迅速かつ低コストなソリューション提供を実現しています。業務システムとWebシステムの両領域に対応できる開発体制を持ちます。
特徴と強み
アンダーズの大きな特徴は、自社開発の汎用ライブラリを活用した開発スピードとコスト効率の高さです。業務システム開発でよく必要とされる機能(承認ワークフロー・マスタ管理・権限管理・ログ管理など)を自社ライブラリとして整備しているため、ゼロから開発するよりも短期間・低コストで高品質なシステムを提供できます。
また、金融・製造・流通など多様な業界での開発経験があるため、業界ごとの業務特性やセキュリティ要件への理解が深いことも強みです。総務部門の業務は会社の規模や業種によって大きく異なりますが、多様な業界での実績があることで、様々な要件への柔軟な対応が可能です。
得意領域・実績
アンダーズは社内申請ワークフローシステム・備品・資産管理システム・社内規程管理システム・契約書管理システムといった総務部門の典型的な業務システムの開発実績を豊富に持ちます。自社ライブラリを活用することで、類似機能の再実装コストを削減しつつ、顧客固有の要件に対しては柔軟なカスタマイズ対応ができます。
特に「なるべく早くシステムを稼働させたい」「予算を抑えつつ必要な機能を実現したい」というニーズに対して、高いコストパフォーマンスで応えられる点が評価されています。設立から比較的新しい企業ながら、モダンな技術スタックを活用した開発力と迅速なプロジェクト推進力で多くの顧客から信頼を得ています。
総務システム開発パートナー選びのポイント

総務システム開発の発注先を選ぶ際は、費用や知名度だけでなく、複数の視点から総合的に評価することが重要です。ここでは、発注前に必ず確認すべき3つのポイントを解説します。
実績と経験の確認方法
開発会社の実績を確認する際は、「総務・管理部門向けシステムの開発経験があるか」を重点的に見ることが大切です。業務システムの開発実績が豊富であっても、総務特有の業務フロー(社内稟議・施設管理・備品調達等)への理解がなければ、要件定義の段階でのすれ違いが生じやすくなります。
実績確認の方法としては、企業のWebサイトに掲載されている導入事例や開発実績のページを確認することが基本です。業種・規模・開発したシステムの種類が自社のニーズに近いものが多い会社は、同様の課題への対応ノウハウを持っている可能性が高くなります。初回の打ち合わせで具体的な事例について質問し、担当者の業務理解度を確認することも有効な方法です。
技術力と専門性の評価
総務システムの開発では、セキュリティ・権限管理・監査ログなど、一般的なWebサービスよりも高い信頼性が求められます。開発会社の技術力を評価する際は、使用する技術スタック・セキュリティへの対応方針・テスト体制について具体的に確認することが重要です。
また、クラウドサービス(AWS・Azure・Google Cloud)の利用実績や、既存の社内システム・SaaSツールとのAPI連携経験があるかどうかも重要な評価ポイントです。総務システムは人事システム・経理システム・グループウェアと連携することが多く、連携開発の実績がある会社を選ぶことで、システム間のデータ整合性を保ちやすくなります。
プロジェクト管理体制の確認
プロジェクト管理体制は、開発の品質とスケジュール遵守に直結する重要な要素です。確認すべきポイントとして、専任のプロジェクトマネージャーが配置されるか・進捗報告の頻度と方法・課題が発生した場合の対応フロー、などが挙げられます。発注者として定期的な進捗確認ができる体制が整っているかどうかを事前に確認することで、プロジェクトの見通しが立てやすくなります。
また、開発手法(ウォーターフォール・アジャイル等)についても確認が必要です。総務システムのように要件が最初から明確な場合はウォーターフォールが適していることが多い一方、機能を段階的に追加していく場合はアジャイル開発が向いていることもあります。プロジェクトの性質に合った開発手法を採用している会社を選ぶことで、開発の進め方に対するストレスを軽減できます。
まとめ

本記事では、総務システム開発でおすすめの開発会社・ベンダー6社を紹介しました。各社の特徴を改めて整理すると、riplaはコンサルから開発まで一気通貫での支援が強みで、アールピーシーは正確さを最優先とした堅牢な開発が特徴です。レガートシップはユーザー視点の使いやすさを重視し、アスネットは独自の品質管理基準で高い信頼性を実現しています。ダイレクト・コンサルティングはコンサルと開発を組み合わせた業務課題解決に強く、アンダーズは自社ライブラリを活用した迅速・低コストな開発が強みです。
総務システム開発の成功には、自社の業務要件を明確にした上で、総務・管理部門向けシステムの開発実績が豊富な会社に相談することが重要です。まずは3〜4社に問い合わせて提案内容や見積もりを比較し、担当者の業務理解度・コミュニケーション能力・保守運用体制まで含めて総合的に判断することをおすすめします。
総務業務のデジタル化は、担当者の業務負荷軽減だけでなく、情報の可視化・内部統制の強化・ペーパーレス化による環境負荷低減にもつながります。本記事を参考に、自社に最適な開発会社を見つけて、総務システム開発プロジェクトを成功に導いてください。
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・総務システム開発の完全ガイド
株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また「Boxシリーズ」による、受発注管理・在庫管理・配送管理・業務システム・生成AI・SaaS・マッチングサイト・EC・アプリ・LINEミニアプリなどの標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」を活用することで、低コスト・短期間でのスクラッチ開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
