SCMコンサルでおすすめの開発会社/ベンダー6選と選び方

サプライチェーンの最適化は、現代のビジネスにおいて競争優位性を生む最重要テーマの一つです。原材料の調達から製造・物流・販売に至るまでの一連の流れを可視化し、無駄を排除して利益とキャッシュフローを最大化するためには、豊富な知見と実行力を兼ね備えた専門パートナーの力が欠かせません。しかし、「SCMコンサル」と呼ばれる会社は数多く存在しており、自社の課題やフェーズに合ったパートナーを見つけることは容易ではないのが現実です。

本記事では、SCMコンサルに強みを持つ代表的な6社を厳選し、それぞれの特徴・得意領域・実績を詳しく解説します。戦略策定から現場への定着まで、どの段階でどの会社に依頼すべきかを見極めるための選定ポイントも合わせて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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SCMコンサルパートナー選びの重要性

SCMコンサルパートナー選びの重要性

SCMコンサルとは、サプライチェーン全体の課題を診断し、戦略立案から実行・定着化まで一貫して支援する専門家集団です。在庫過多による資金圧迫、需給の不均衡によるサービスレベルの低下、グローバルリスクへの対応力不足など、サプライチェーンに潜む問題は企業の収益性に直結します。適切なコンサルパートナーを選ぶことが、改革の成否を大きく左右するといっても過言ではありません。

適切なパートナー選定が成否を分ける理由

SCMの改革プロジェクトは、単にシステムを導入するだけでは完結しません。組織文化の変革、業務プロセスの再設計、データ活用基盤の整備など、多岐にわたる取り組みを同時に進める必要があります。こうした複雑なプロジェクトにおいて、コンサルタントが自社の業界特性や現場の実態を理解しているかどうかは、提言の質と実行可能性に大きな差をもたらします。

また、SCMコンサルの費用は数百万円から数千万円規模に及ぶケースが多く、長期にわたるプロジェクトになることも珍しくありません。初期の戦略立案だけで終わらず、変革が現場に根付くまで伴走してくれるパートナーを選ぶことが、投資対効果を最大化する鍵となります。

発注前に確認すべきポイント

コンサル会社へ依頼する前に、まず自社のSCM課題を整理しておくことが重要です。「在庫削減」「リードタイム短縮」「調達コスト削減」「需給計画の精度向上」など、優先度の高い課題を明確にしたうえで、候補会社がその領域に豊富な実績を持つかを確認しましょう。また、プロジェクトを担当するコンサルタントの経歴や、過去の支援事例における具体的な成果(数値)も必ずヒアリングしてください。「提案書の品質」だけでなく「現場での実行力と定着支援」を重視することが、失敗しないパートナー選びの基本です。

株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

株式会社ripla SCMコンサル

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。

特徴と強み

riplaの最大の特徴は、コンサルティングとシステム開発の両方を自社で担える点にあります。一般的なコンサルファームは戦略立案や業務改善の提言を行う一方で、実際のシステム導入は別の開発会社に委託するケースが多く、連携の齟齬が生じやすいという課題があります。riplaでは、コンサルタントとエンジニアが一つのチームとして動くため、提言内容がそのままシステム要件に落とし込まれ、現場への定着までスムーズに進めることができます。

また、IT事業会社として自社の業務変革を経験してきたバックグラウンドを持つため、経営層の視点だけでなく現場の実態に即したアドバイスができる点も大きな強みです。「戦略だけで終わらない」「現場に落とし込むまで責任を持つ」という姿勢が、クライアント企業からの高い評価につながっています。

得意領域・実績

riplaは、製造業・流通業・サービス業など幅広い業種のサプライチェーン改革を支援してきた実績を持ちます。特に在庫管理システムの刷新、需給計画プロセスの標準化、調達業務のデジタル化といった領域において豊富な経験があります。DXの文脈でSCMを捉え、データ基盤の整備からシステム実装・運用定着まで一気通貫で対応できることから、「最初の相談先」として多くの企業から選ばれています。SCMコンサルとシステム開発のどちらかだけでなく、両方を並行して進めたいと考えている企業に特に適したパートナーです。

デロイト トーマツ コンサルティング|グローバル最大級のSCM専門組織

デロイト トーマツ コンサルティング SCMコンサル

デロイト トーマツ コンサルティングは、世界150以上の国と地域に展開するDeloitteネットワークの一員として、国内トップクラスの規模のSCM専門コンサルタント集団を擁しています。製造・流通・小売から金融・ハイテク産業に至るまで、あらゆる業種のサプライチェーン変革を支援してきた実績があります。

特徴と強み

デロイト トーマツ コンサルティングの最大の強みは、Deloitteグローバルの知見と最先端テクノロジーを日本企業の文脈に合わせて活用できる点にあります。同社のサプライチェーン&ネットワークオペレーション(SC&NO)チームは、サプライチェーン戦略の策定から、オペレーション変革、デジタルサプライネットワーク(DSN)の実現まで、幅広い支援を提供しています。特に、物流ネットワークの最適化や在庫削減、コントロールタワーの構築といった領域での実績が豊富です。

さらに、グローバルに展開する日本企業のクロスボーダーSCM改革においては、海外拠点のコンサルタントとシームレスに連携できる体制が整っており、グローバルな視点でのサプライチェーン最適化を求める大企業に特に適したパートナーといえます。

得意領域・実績

デロイト トーマツ コンサルティングは、製造業向けのスマートファクトリー推進や生産戦略策定、小売・消費財業界の需給計画高度化、物流センターへの自動化設備導入支援など、多岐にわたるプロジェクト実績を持ちます。過去10年にわたるSCM変革の知見をもとに、次の10年を見据えたサプライチェーン戦略の策定支援も行っており、中長期的な変革ロードマップの設計を得意としています。グローバル規模のSCM改革や、デジタル技術を活用した次世代サプライチェーンの構築を検討している企業に最適な選択肢の一つです。

日本能率協会コンサルティング(JMAC)|現場重視の実践型サプライチェーン改革

日本能率協会コンサルティング SCMコンサル

日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、1942年の創業以来、日本のものづくり産業とともに歩んできた老舗の経営コンサルティング会社です。約370名のコンサルタントが国内外でさまざまな業界の経営改革を支援しており、SCM領域では特に製造業・プロセス産業向けの深い知見を持ちます。

特徴と強み

JMACの最大の特徴は「現場重視」のコンサルティングスタイルにあります。単に理想的な戦略を描くだけでなく、クライアントとともに現場に入り込み、成果が出るまで支援を続けるという姿勢を一貫して貫いています。SCMに関しては「サプライチェーン戦略」「サプライチェーンデザイン」「サプライチェーンコントロール」「インフラ(情報システム・人材・組織)」の4つを一体的に高度化することが重要だという考え方のもと、企業のサプライチェーン全体をトータルに支援します。

また、研究開発から生産・製造現場支援、物流・サプライチェーン戦略、営業・マーケティングに至るまで、バリューチェーン全体をカバーできるコンサルティング体制を整えており、部分最適ではなく全体最適の視点でSCM改革を推進できる点が強みです。特にプロセス製造業(化学・食品・素材など)における在庫問題や需給計画の改善実績が豊富です。

得意領域・実績

JMACは製造業を中心に、調達・製造・物流の各プロセスにおけるフローとストックの最適化、トータルコストとキャッシュフローの改善を数多く手がけてきました。TPM(Total Productive Maintenance)活動や生産管理の改革、サプライチェーンデザインの再構築など、現場改善から戦略立案まで一貫して対応できる体制が整っています。日系の製造業や素材産業でSCM改革を検討している企業にとって、信頼性の高いパートナーです。

PwCコンサルティング|ESGと次世代テクノロジーで進化するSCM支援

PwCコンサルティング SCMコンサル

PwCコンサルティングは、世界4大会計事務所の一角を担うPwCグループの戦略・経営コンサルティング部門として、グローバルな知見とテクノロジーを組み合わせた次世代SCM構築支援を提供しています。オペレーションズ部門を中心に、サプライチェーン最適化から持続可能なサプライチェーン構築まで幅広い支援を行っています。

特徴と強み

PwCコンサルティングの特徴は、コンサルティングとテクノロジーの融合にあります。Google Cloudのインサイトプラットフォームを活用した次世代SCM構築支援や、事業計画からDX・製品開発・調達・スマート工場に至るまでのエンド・ツー・エンドの可視化支援が強みです。特に、在庫・需給計画の高度化やESGを踏まえた持続可能な物流構築において豊富な実績を持ちます。

また、PwCグループの税務・法務・リスク管理の専門家とも連携できるため、サプライチェーンに関わる法規制対応や関税リスク管理なども含めたワンストップでの支援が可能です。グローバルに調達・製造・販売を展開する企業が、サプライチェーン全体のリスクとコストを最適化したい場合に特に力を発揮します。

得意領域・実績

PwCコンサルティングは、製造業・消費財・小売・ハイテク産業を中心に、需給計画の精度向上や物流ネットワーク再設計、調達戦略の高度化といったプロジェクトを多数手がけています。特に近年は、サプライチェーンのサステナビリティ(脱炭素・人権デューデリジェンス・循環型経済への対応)という観点でのコンサルティングにも注力しており、ESGを経営の中枢に据えた次世代SCMの構築を目指す企業に強い支持を得ています。

日立コンサルティング|製造業DXとSCM改革の豊富な実績

日立コンサルティング SCMコンサル

日立コンサルティングは、日立グループの経営・ITコンサルティング会社として、製造業を中心とした幅広い業種のSCM改革を支援してきた実績を持ちます。「SCMとは、サプライチェーンの各段階で発生するさまざまな変動を的確に吸収でき、利益とキャッシュフローでコントロールできる仕組み」という独自の定義のもと、戦略立案から導入・定着化まで一貫した支援を提供しています。

特徴と強み

日立コンサルティングの強みは、コンサルティング機能と日立グループが持つテクノロジー・製品群を組み合わせた支援が可能な点にあります。IoTやAI、クラウドといった先端技術を活用したスマートファクトリーの実現や、グローバルサプライチェーンのデジタル化において独自のソリューション提供力を発揮します。また、長年にわたる製造業支援で培った業務知識とコンサルタントの現場経験が豊富であり、「絵に描いた餅」にならない実行可能な改革提案を得意としています。

さらに、日立グループ全体のエコシステムを活用することで、ERPやSCMシステムの選定・導入支援から、導入後の効果測定・継続改善まで、長期的な伴走支援が可能な体制を整えています。

得意領域・実績

日立コンサルティングは、電気機器製造会社の在庫を30%削減したプロジェクトや、ゴム製品製造会社の欠品を70%削減した事例など、製造業での具体的な数値改善実績を多数持ちます。加えて、物流ネットワークの最適化による物流コスト削減やリードタイム短縮、ERPを中心とした基幹システム刷新プロジェクトでも高い評価を得ています。製造業やエンジニアリング業界でのSCM改革を重点的に支援したい企業に、特に強い選択肢の一つです。

KPMGコンサルティング|ワンストップでのサプライチェーン改革支援

KPMGコンサルティング SCMコンサル

KPMGコンサルティングは、世界143の国と地域に拠点を持つKPMGグループの日本法人として、経営戦略・テクノロジー・リスク管理にまたがる総合的なコンサルティングサービスを提供しています。SCM領域では、KPMG Japan Supply Chain Advisory Leadership(KPMG Japan SCALe)という専門チームが統合アプローチでサプライチェーン再構築を支援しています。

特徴と強み

KPMGコンサルティングの最大の強みは、KPMGグループ内の会計・税務・リスクコンサルティングの専門家と連携したワンストップ支援が可能な点にあります。サプライチェーン戦略の策定やマネジメント体制の構築、将来予測に基づくコントロールタワーの構築、SCM構造の最適化、エンジニアリングチェーンの強化、IoTやスマートファクトリーの実装、オペレーションのデジタル化、企業間連携のデジタル化、SCMリスクマネジメントなど、非常に広範なサービスメニューを有しています。

また、クライアントとの長期的な信頼関係を何よりも重視するという企業文化が根付いており、短期的な売上を追求するよりも、長期にわたってクライアントの成長に貢献することを大切にしている点が特徴的です。プロジェクト期間中の担当コンサルタントの入れ替わりが少なく、一貫したチームで支援を継続してもらえることも評価されています。

得意領域・実績

KPMGコンサルティングは、SCM改革によるキャッシュフロー改善や設計開発プロセス改革といった領域に豊富な経験を持つパートナーが在籍しています。特に、グローバル調達リスクの管理体制構築、サプライチェーンのカーボンニュートラル対応、コントロールタワーによるリアルタイムのサプライチェーン可視化といった先進的なテーマでの実績が充実しています。経営リスクと一体でSCMを見直したい企業や、グローバル規制への対応が急務な企業に特に推奨できるパートナーです。

SCMコンサルパートナー選びのポイント

SCMコンサルパートナー選びのポイント

6社の特徴を踏まえたうえで、自社に最適なSCMコンサルパートナーを選ぶ際に確認すべき重要なポイントを解説します。コンサル会社ごとに得意領域や支援スタイルが大きく異なるため、自社の課題・規模・フェーズとの相性を見極めることが重要です。

実績と経験の確認方法

コンサル会社を選ぶ際は、過去の支援実績を具体的な数値で確認することが重要です。「在庫を何%削減した」「リードタイムを何日短縮した」「調達コストを何%改善した」といった定量的な成果が明示されているかどうかは、会社の実力を測る重要な指標です。また、自社と同業種・同規模の企業への支援実績があるかどうかも確認しましょう。業界特有の商慣習や規制環境を理解しているコンサルタントほど、的確な提言と実行支援が期待できます。

技術力と専門性の評価

近年のSCM改革では、AIや機械学習を活用した需要予測の高度化、IoTによるリアルタイムの在庫・物流可視化、クラウドベースのSCMプラットフォーム導入など、デジタルテクノロジーの活用が不可欠になっています。候補となるコンサル会社がどのようなデジタル技術・ツールを持ち、実際にどのように活用してきたかを確認しましょう。また、コンサルタント自身がITシステムの知識を持っているか、あるいはエンジニアリングチームと緊密に連携できる体制があるかどうかも重要な確認ポイントです。

プロジェクト管理体制の確認

SCM改革プロジェクトは、複数の部門・拠点・システムを横断する複雑なプロジェクトになることが多く、プロジェクト管理の巧拙が成否を左右します。担当コンサルタントが途中で交代しないか、クライアント内の変革推進チームと定期的にコミュニケーションを取る仕組みがあるか、課題が発生した際のエスカレーションルートが明確かどうかを契約前に確認してください。また、「戦略フェーズ」だけで終わらず、「実行フェーズ」「定着フェーズ」まで継続して伴走してもらえるかどうかも、長期的なプロジェクト成功の鍵となります。

まとめ

本記事では、SCMコンサルに強みを持つ代表的な6社として、ripla・デロイト トーマツ コンサルティング・日本能率協会コンサルティング(JMAC)・PwCコンサルティング・日立コンサルティング・KPMGコンサルティングを紹介しました。各社はそれぞれ異なる強みと得意領域を持っており、自社の業種・課題の深刻度・グローバル展開の有無・デジタル活用の優先度といった条件に応じて、最適なパートナーは変わります。

コンサルから開発まで一気通貫で対応できるパートナーをお探しであれば、riplaへのご相談をお勧めします。業務課題の整理から要件定義・システム実装・定着支援まで、ビジネスの成果創出に直結した伴走支援を提供しています。まずはお気軽にお問い合わせください。SCMコンサルについてさらに詳しく理解したい方は、下記の完全ガイドもあわせてご参照ください。

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株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また「Boxシリーズ」による、受発注管理・在庫管理・配送管理・業務システム・生成AI・SaaS・マッチングサイト・EC・アプリ・LINEミニアプリなどの標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」を活用することで、低コスト・短期間でのスクラッチ開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。

 

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