通販サイトやECシステムの改修は、単なる見た目のリニューアルではなく、受注・在庫・顧客管理といった基幹業務やSEO評価、そして日々の売上に直結する重要なプロジェクトです。だからこそ「どの開発会社・ベンダーに依頼するか」が成否を大きく左右します。実績の浅いパートナーを選んでしまうと、データ移行でトラブルが起きたり、現場が使えないシステムが納品されたりと、数千万円規模の投資が無駄になりかねません。
本記事では、通販サイト/システム改修でおすすめできる開発会社・ベンダー6社を、それぞれの特徴・得意領域・実績とともに具体的に紹介します。あわせて、自社に合うパートナーを見極めるための選び方のポイントも解説します。大規模ECのリプレイスから、定期通販の基幹システム刷新、オープンソースを活用した改修まで、目的別に検討できる構成にしていますので、発注先選定の判断材料としてご活用ください。
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通販サイト/システム改修でパートナー選びが重要な理由

通販サイトの改修は、ASP・クラウドEC・オープンソース・パッケージ・フルスクラッチといった複数の選択肢があり、自社の事業規模やフェーズによって最適解が変わります。同じ「ECに強い会社」でも、月商数百万円の成長期に向く会社と、年商数十億円規模の大規模改修に向く会社は異なります。まずはなぜパートナー選定がプロジェクトの成否を左右するのか、その理由から確認していきましょう。
改修の成否はパートナー選定で決まる
通販サイトの改修で最も多い失敗は、デザインの刷新を優先するあまり、ページ表示速度やモバイルでの操作性が悪化し、かえって売上が落ちてしまうケースです。また、ベンダーに丸投げした結果、現場のオペレーションに合わないシステムが納品され、結局使われなくなる事例も後を絶ちません。これらはいずれも、自社の業務理解が浅いパートナーを選んでしまったことに起因します。
逆に、要件定義の段階で業務フローを深く理解し、Must要件とWant要件を仕分けながら伴走してくれる会社を選べれば、改修の効果は数字に表れます。実際に、適切なシステム刷新によって受注処理の工数を50%削減した事例や、定期継続購入者の売上が2年で350%伸びた事例も報告されています。技術力だけでなく、自社の事業に踏み込んで考えてくれる姿勢が成果を左右します。
発注前に確認すべきポイント
発注前にまず確認したいのは、自社と同規模・同業種のEC改修実績があるかどうかです。通販サイトは食品・化粧品・アパレル・サブスクなど業種ごとに必要な機能や運用が大きく異なるため、近い領域の実績が判断材料になります。あわせて、基幹システムやWMS(倉庫管理システム)、CRMとの外部連携にどこまで対応できるかも重要です。
もう一つ見落とされがちなのが、公開後の運用・保守体制です。改修はリリースして終わりではなく、そこからが本番です。軽微な修正を内製化しやすいか、トラブル時のサポート窓口は明確か、3〜5年のランニングコストはいくらかといった点まで、契約前に必ず確認しておきましょう。これらを踏まえたうえで、次章から具体的なおすすめ6社を紹介します。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの最大の強みは、要件定義の上流から運用・定着までを分断せずに支援できる点にあります。通販サイトの改修では「連携できます」という言葉が後で食い違いを生みやすいため、基幹システムやWMSとの責任分界点を早い段階で明確にし、過剰なカスタマイズを避ける「Fit to Standard」の考え方で要件の肥大化を防ぎます。発注側のプロジェクト管理が手薄になりがちな企業に対しては、週次定例や課題管理表、成果物承認フローといった進行管理の道具立てまで伴走します。
また、決済手数料や従量課金、データ移行費、オープン前の保守費といった「隠れコスト」まで含めた3〜5年のTCO(総保有コスト)で意思決定を支援するため、経営層への稟議を通しやすいのも特長です。カットオーバー時にどの条件で旧システムへ切り戻すかという基準を事前に文書合意しておくなど、リスク管理の設計にも踏み込みます。
得意領域・実績
riplaは販売管理・顧客管理・生産管理といった基幹領域とECフロントをつなぐ業務設計を得意としています。単にサイトを作り替えるのではなく、受注から出荷、会計までの一連の業務がリアルタイムにつながる状態を目指すため、改修後に現場のオペレーションが混乱しにくいのが特徴です。会計データの突合や移行後の旧データ廃棄計画など、コンプライアンス面の実務にも対応します。
構築して終わりではなく、集客から物流、内製化支援まで公開後を含めて相談できる伴走体制を整えている点も、改修を成功で終わらせたい企業から評価されています。「どの会社に頼めばよいか分からない」「自社の業務に合うかが不安」という段階からでも、まず相談先として検討する価値のあるパートナーです。
株式会社ecbeing|国内シェアNo.1の大規模EC構築

株式会社ecbeingは、ECサイト構築国内シェアNo.1を誇るEC専業のシステム開発会社です。国内のECサイト構築実績は1,600サイトを超え、EC構築ソリューション市場で17年連続シェアNo.1を獲得しています。中堅から大手企業まで、大規模なEC改修・リプレイスを数多く手がけてきた実力派です。
特徴と強み
ecbeingの強みは、フルカスタマイズ可能なECプラットフォームと、自動でバージョンアップできる「マイクロサービス」を組み合わせたハイブリッド型のクラウドEC基盤を提供している点です。独自の業務要件に合わせて自由に作り込みながらも、システムの陳腐化を防げるため、長期運用を見据えた改修に向いています。複雑な要件を持つ大規模サイトでも、要件を取りこぼさずに実装できる開発力が評価されています。
開発500名、マーケティング200名という国内最大級の体制を擁し、EC戦略の立案からサイト構築、デジタルマーケティング、EC専用クラウドインフラ・セキュリティまでをワンストップで提供できます。改修後の集客や運用まで一社で任せたい企業にとって心強い存在です。
得意領域・実績
化粧品・医療品、日用品、アパレルなど幅広い業種で導入実績があり、特に大手・中堅企業の大規模ECで多数の構築事例を持ちます。業種を問わず売れるサイトを設計するノウハウが蓄積されており、AIソリューションを活用した提案にも力を入れています。
一定以上の規模で本格的にEC事業を伸ばしたい、あるいは老朽化した自社ECを大規模にリプレイスしたいという企業に適しています。投資額は相応に大きくなる傾向があるため、3〜5年のTCOを踏まえて検討するとよいでしょう。
W2株式会社|基幹連携と段階移行に強いECプラットフォーム

W2株式会社は、ECプラットフォーム「W2 Unified」「W2 Repeat」を提供するEC構築のリーディングカンパニーです。これまでに800社以上の導入実績を持ち、ファッション・ヘルスケア・食品・ビューティーなど幅広い業界で採用されています。とくに基幹システムとの連携や、サブスク・定期通販に強みを持つベンダーです。
特徴と強み
W2の特徴は、ERP・在庫管理・会計管理といった外部システムとAPI連携できる点です。通販システム改修でつまずきやすい「基幹との連携」を標準的に想定しており、自社メディアやSNSと連動したコマースも実現できます。定期購入サイクル、F2転換、自動受注処理、MA/CRMといった定期通販に必須の機能が標準で備わっているため、サブスク型のビジネスとの相性が良好です。
さらにW2は、まずSaaSで初期サービスを素早く立ち上げ、その後PaaS環境で大規模なカスタマイズ開発へとシームレスに移行できる段階的なリリース戦略を支援します。一度に全面刷新するのではなく、リスクを抑えながら段階移行したい企業にとって有力な選択肢です。
得意領域・実績
大手流通グループや商業施設、アパレル・化粧品・日用品メーカーのECコンサルティングを数多く手がけており、戦略立案から業務・システム設計、運用構築までを一貫して支援できます。導入企業の中には売上が170%に伸びた事例や、運用工数を50%削減した事例も報告されています。
定期通販やサブスクを軸に成長させたい企業、あるいは基幹システムとの密な連携が前提となる中〜大規模の改修に適しています。健康食品やヘルスケア領域での実績も豊富なため、リピート通販の刷新を検討している企業はぜひ候補に入れたいベンダーです。
株式会社コマース21|大規模・特殊要件EC構築の実力派

株式会社コマース21は、大規模ECサイト構築に特化したECパッケージ「Commerce21」を提供する企業です。国内で300サイト以上の大規模EC構築実績を持ち、日本のEC売上ランキング上位100社のうち複数社が同社のサービスを採用しています。特殊な業務要件や大量トラフィックに耐えるサイトを得意としています。
特徴と強み
コマース21の強みは、大規模ECサイト構築に必要な機能を実装済みであることに加え、ソースコードが開示されている点です。Javaのプログラミング知識を持つ企業であれば、独自機能を自社で開発・拡張でき、外部システムとの連携によって市場ニーズの変化にも柔軟に対応できます。ベンダーへの依存度を下げ、内製化を視野に入れた改修がしやすい構造です。
また、経験豊富なサポートメンバーが固定のチームとしてアサインされるため、長期にわたるプロジェクトでも体制が安定します。担当者が頻繁に入れ替わることで起こりがちな引き継ぎロスを避けられるのは、大規模改修において見逃せないメリットです。
得意領域・実績
同社が構築したECサイトの合計売上は市場全体の10%超を占めるとされ、大手企業を中心に厚い導入実績を積み上げてきました。標準パッケージでは対応しきれない複雑な業務フローや、独自の販売形態を持つ企業の改修で力を発揮します。
年商数十億円規模以上で、独自要件が多くフルスクラッチに近い作り込みが必要な企業に適しています。一方で、小〜中規模のシンプルなECには過剰投資になりやすいため、自社の規模と要件の複雑さを見極めたうえで検討するとよいでしょう。
株式会社イーシーキューブ|国産オープンソースで柔軟に改修

株式会社イーシーキューブは、国産オープンソースのECプラットフォーム「EC-CUBE」を提供する企業です。2006年のリリース以来、累計ダウンロード数は180万を超え、推定稼働店舗数は3万5,000以上と、オープンソース型ECとして国内最大規模のシェアを誇ります。帝国ホテルやドン・キホーテ、わかさ生活など、知名度の高いサイトでも採用されています。
特徴と強み
EC-CUBEの最大の魅力は、ダウンロード版が無料で利用でき、ソースコードを自由に改修できる高いカスタマイズ性です。標準機能が豊富なうえ、拡張プラグインは350種類以上が用意されており、必要な機能を組み合わせながら自社仕様に作り込めます。日本で開発されたシステムのため、消費税の税率変更など国内ECならではの仕様にもしっかり対応しています。
オープンソースである分、対応できる開発会社・パートナーが全国に多数存在するのも強みです。特定ベンダーに縛られず、改修や保守を依頼できる会社を選びやすいため、長期的なベンダーロックインのリスクを抑えやすい構造になっています。
得意領域・実績
業種を問わず幅広い規模の通販サイトで導入されており、小規模から中堅規模まで対応できる柔軟性があります。すでにEC-CUBEで構築されたサイトをバージョンアップ・改修したいケースや、独自機能を作り込みたいケースで特に選ばれています。
ただし、オープンソースは自由度が高い反面、構築・改修や保守を任せられる開発会社の技術力に成果が左右されます。将来のバージョンアップや保守費まで見据え、信頼できるパートナーとセットで採用を検討することが成功の条件です。
株式会社東通メディア|通販基幹システムに強い専門集団

株式会社東通メディアは、通販基幹システム「通販マーケッターEight!」を提供する企業です。1986年(昭和61年)設立で、EC・通販のプロフェッショナル集団として15年以上のノウハウを蓄積してきました。受注から出荷、顧客管理まで、通販事業のバックオフィスを支える基幹システムに強みを持ちます。
特徴と強み
「通販マーケッターEight!」は、受注・出荷・在庫・顧客管理といったバックオフィス機能と、販促・CRM・ECサイトといったフロントオフィス機能がリアルタイムに連携する点が特徴です。業界最多クラスの1,300以上の機能を標準装備しており、現場の声を反映してUI/UXが最適化されているため、運用担当者の業務負荷を抑えられます。独自機能のカスタマイズにも対応します。
同社は販促支援事業やBPO・コールセンター事業も手がけており、システムだけでなく通販事業全体の困りごとをトータルで相談できる体制を持ちます。物流や顧客対応まで含めて運用を見据えたい通販事業者にとって、頼れるパートナーです。
得意領域・実績
年商規模10億円から数百億円規模まで、中堅から大規模の通販事業者に幅広く導入されています。スタートアップから年商500億円規模程度まで対応できるプランがそろっており、事業の成長に合わせて段階的に拡張できる点も魅力です。定期継続購入者の売上が2年で350%伸びた事例も報告されています。
とくにリピート通販・定期通販で、受注処理や顧客対応のオペレーション効率を高めたい事業者に適しています。フロントのデザイン刷新だけでなく、バックオフィスを含めた基幹システムごと改修したい場合に検討したい一社です。
通販サイト/システム改修のパートナー選びのポイント

ここまで6社を紹介してきましたが、最終的に自社に合うパートナーを選ぶには、共通して押さえるべき判断軸があります。会社の知名度や費用の安さだけで決めると、改修後に「思っていたものと違う」という事態に陥りがちです。ここでは、発注前に必ず確認したい3つの評価ポイントを整理します。
実績と経験の確認方法
まず確認すべきは、自社と近い業種・規模のEC改修実績があるかどうかです。同じEC構築会社でも、化粧品の定期通販に強い会社と、大規模なアパレルモールに強い会社では、得意とする領域が異なります。導入事例を見るときは「件数」だけでなく、自社の月商・年商レンジに近い企業の事例があるかという視点で確認すると、ミスマッチを防げます。
また、3〜5年後の事業拡大を見据えて選ぶことも重要です。今の規模だけを基準に選んでしまうと、成長に伴って再びリプレイスが必要になり、二重投資になりかねません。将来の拡張性まで含めて相談に乗ってくれるかどうかが、近視眼的な選定を避ける鍵になります。
技術力と外部連携対応力の評価
通販システムの改修では、基幹システムやWMS、CRMといった外部システムとの連携が必ずといってよいほど論点になります。ここで注意したいのが「連携できます」という言葉の落とし穴です。API連携なのかCSV連携なのか、どこまでの仕様を作り込むのか、責任分界点はどこかを契約前に明確にしておかないと、後から想定外の追加費用や手戻りが発生します。
あわせて、データ移行の進め方も技術力を測る重要な指標です。URL変更時の301リダイレクトを徹底してSEO評価を引き継げるか、暗号化方式の違いで引き継げないパスワードについて顧客への再設定案内をどう設計するかなど、実務に踏み込んだ提案ができる会社は信頼できます。会計データの突合まで含めて移行計画を語れるかを確認しましょう。
公開後の伴走支援とプロジェクト管理体制
改修はリリースして終わりではなく、公開後にどれだけ安定して運用・改善できるかで成果が決まります。軽微な修正を自社で内製化しやすいか、トラブル時のサポート体制は整っているか、集客や物流まで含めて相談できるかを確認しておきましょう。運用フェーズまで伴走してくれるパートナーであれば、改修後の現場の混乱を最小限に抑えられます。
さらに、ベンダーに丸投げしないためのプロジェクト管理体制も大切です。週次定例の運営、課題管理表での進捗共有、フェーズごとの成果物承認といった進め方を、発注側と一緒に設計してくれる会社を選びましょう。カットオーバー時にどの条件で旧システムへ切り戻すかという基準を事前に文書合意できる会社であれば、リスク管理の面でも安心です。
まとめ

通販サイト/システム改修でおすすめの開発会社・ベンダー6社を紹介してきました。コンサルから開発・定着まで一気通貫で支援する株式会社ripla、国内シェアNo.1で大規模カスタマイズに強いecbeing、基幹連携と段階移行に強いW2、特殊要件の大規模ECを得意とするコマース21、国産オープンソースで柔軟に改修できるEC-CUBE、通販基幹システムに強い東通メディアと、それぞれ得意領域が異なります。
大切なのは、知名度や費用だけで決めるのではなく、自社の事業規模・業種・要件の複雑さに照らして選ぶことです。実績と経験、外部連携を含む技術力、そして公開後の伴走支援とプロジェクト管理体制という3つの軸で各社を比較し、まずは複数社から相見積もりを取って提案内容を見比べてみましょう。3〜5年のTCOで投資対効果を判断する視点を持てば、改修を確かな成果につなげられます。
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・通販サイト/システム改修の完全ガイド
株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また、弊社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
