情シス(情報システム)部門は、企業のITインフラや業務システムを支える重要な組織です。しかし多くの企業、特に中小・中堅企業では、慢性的な人材不足や専門スキル不足が課題となっており、「ひとり情シス」状態や兼任情シスが常態化しています。日常的なPC設定やトラブル対応に追われ、本来取り組むべきDX推進や戦略的なIT活用が後回しになってしまうケースは少なくありません。調査によると7割以上の中小企業が情シス業務の外部委託を検討または実施しており、アウトソーシングは今や企業のIT戦略において欠かせない選択肢となっています。
しかし、アウトソーシング先の選択を誤ると、コミュニケーション不足や期待値のズレから思うような成果が得られないリスクもあります。適切なパートナー選びのためには、各社の特徴や強みを正確に把握することが重要です。本記事では、情シス業務のアウトソーシングにおすすめの会社・ベンダー6社を厳選して比較紹介します。各社の特徴・強み・得意領域を詳しく解説するとともに、自社に合ったパートナー選びのポイントも合わせてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
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・情シス業務のアウトソーシングの完全ガイド
情シス業務のアウトソーシングパートナー選びの重要性

情シス業務のアウトソーシングにおいて、パートナー選びは成否を左右する最も重要な要素です。適切な会社を選べば業務効率化とコスト削減を同時に実現できますが、ミスマッチが生じると期待した成果が得られず、かえって業務が滞るリスクもあります。ここでは、なぜパートナー選定が重要なのかと、発注前に確認すべき事項を解説します。
適切なパートナー選定が成否を分ける理由
実際にアウトソーシングを導入した企業の事例を見ると、パートナー選びの巧拙が成果に大きく影響していることがわかります。7割以上の中小企業が情シス業務の外部委託を検討または実施しているというデータがある一方、委託先とのコミュニケーション不足や期待値のズレによって思うような成果が得られないケースも少なくありません。情シス業務は単純な作業代行ではなく、企業のIT戦略と密接に関わる業務であるため、技術力だけでなく業界理解やプロジェクト管理能力も重要です。
短期的なコスト削減だけを目的にパートナーを選ぶと、中長期的に見たとき技術的負債が積み上がったり、ベンダーロックインが発生したりするリスクがあります。自社の事業目標と連動した提案ができるか、成長フェーズに合わせて柔軟に支援内容を変化させてくれるかという視点でパートナーを選ぶことが、長期的なIT投資対効果の向上につながります。情シス業務の月額アウトソーシング費用は企業規模によって幅があり、ヘルプデスクのみであれば数万円台から、情シス部門全体の代行ともなれば月額50万円を超えるケースもあります。費用だけでなく価値を軸に選定することが重要です。
発注前に確認すべきポイント
アウトソーシングを検討する際には、まず「何を委託するのか」を明確にすることが大切です。情シス業務は多岐にわたり、ヘルプデスク対応・インフラ運用保守・システム開発・IT戦略立案など、委託内容によって最適なパートナーは異なります。自社の情シス課題を整理し、何を内製化して何を外部に任せるかという判断を先に行うことで、適切な候補会社を絞り込むことができます。
パートナー候補の対応実績と体制も事前に確認しておきましょう。同規模・同業種での支援実績があるか、担当者のスキルレベルはどの程度か、緊急時の対応体制はどうなっているかを把握することが重要です。契約内容については、月額固定か従量制か、契約期間の縛りはあるか、業務範囲の変更に柔軟に対応できるかなども比較検討の重要なポイントになります。複数社に見積もりを依頼し、価格・サービス内容・体制の三点を総合的に比較することをおすすめします。
株式会社ripla|コンサルから開発まで一気通貫で支援

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴と強み
riplaの最大の特徴は、IT事業会社として自社でDXを推進してきた実践的なバックグラウンドにあります。単なるシステム開発会社ではなく、「どのように業務を変革するか」というビジネス視点を持ったコンサルティングを提供できる点が他社との大きな差別化ポイントです。情シス業務のアウトソーシングにおいても、現状の業務プロセスを丁寧に分析した上で、最適なIT活用の方向性を提案します。
「とにかくシステムを作ってほしい」という依頼にも対応できますが、むしろ「そもそもどんなシステムが必要か」という要件定義の段階から関与することで、投資対効果の高いソリューションを提供できるのがriplaの強みです。コンサルティングフェーズから開発・導入・定着支援まで、一貫したパートナーとして伴走する体制が整っており、導入後のシステム定着までしっかりサポートしてくれます。情シス担当者が不在の企業でも、社内の業務実態を丁寧にヒアリングしながら最適な支援範囲を設計してくれる点が高く評価されています。
得意領域・実績
riplaが特に得意とする領域は、営業管理・顧客管理・生産管理・販売管理といった基幹システムの構築・刷新です。既存システムが老朽化し業務効率が低下している企業や、バラバラに導入されたシステムを統合したい企業からの相談実績が豊富にあります。単なるシステム入れ替えではなく、業務フロー全体を見直した上で最適なシステム設計を行うため、導入後の業務効率改善効果が高い点が評価されています。
DX推進の文脈では、単なるシステム導入に留まらず、組織変革や業務プロセス改善まで含めた包括的な支援を提供しています。「システムを入れたが現場に定着しない」というよくある失敗を防ぐため、ユーザー教育や運用サポートにも力を入れているのが特徴です。中小企業から中堅企業まで幅広い規模の企業に対応しており、企業の成長フェーズに合わせた柔軟なシステム設計を得意としています。情シス業務の一部委託から全面的なアウトソーシングまで、段階的な移行にも対応できる点も魅力です。
クロス・ヘッド株式会社|30年以上の実績を持つ情シス専門会社

クロス・ヘッド株式会社は、創業30年以上の歴史を持つ情シスアウトソーシングの専門会社です。「情シスSAMURAI」というサービスブランドで情報システム部門の業務を丸ごとサポートし、最短約2週間での業務引き継ぎを実現しています。1社1社に専任チームを組成し、ナレッジの共有と属人化の防止を徹底している点が特徴です。
特徴と強み
クロス・ヘッドの最大の特徴は、3名以上のチーム体制で支援する点です。一般的な情シスアウトソーシングでは担当者1名での対応が多く、担当者が退職や長期休暇になると対応が滞るリスクがありますが、クロス・ヘッドはチームで担当するためナレッジの共有が徹底されており、属人化を防ぐ体制が整っています。チームメンバー間での情報共有が活発に行われているため、どの担当者が対応しても一定水準以上のサービス品質が保たれます。
最短約2週間という迅速な業務引き継ぎも大きな強みです。専任チームが丁寧なヒアリングと業務整理を行い、スムーズな移行を実現します。「明日から情シス担当者がいなくなる」といった緊急事態にも柔軟に対応可能であり、急を要するアウトソーシング案件でも安心して任せることができます。技術力の高い人材が揃っており、ヘルプデスク対応からIT企画・戦略立案まで、情シス業務の幅広い範囲をカバーしています。
得意領域・実績
クロス・ヘッドは30年以上にわたって積み上げた情シス支援の実績を持ち、多様な業種・規模の企業への対応ノウハウを蓄積しています。ヘルプデスク対応・PC設定・ネットワーク管理といった日常業務から、IT資産管理・セキュリティ対応・クラウド移行まで幅広い業務に対応しています。特に「情シスが0名または1名しかいない中小企業」からの相談実績が豊富で、情シス部門を新設する代わりにアウトソーシングするという形で活用されるケースが多くみられます。
単なる作業代行に留まらず、IT投資の優先順位付けやロードマップ策定といったコンサルティング的な業務も担当できる点が高く評価されています。創業から30年以上の歴史の中で、さまざまな規模・業種の企業の情シス課題を解決してきたノウハウは他社にはない大きな財産であり、初めてアウトソーシングを検討する企業にとって特に頼れるパートナーといえるでしょう。情シス業務全体を包括的に委託したい企業に適した選択肢です。
情シスフォース|ハイスキル専門家によるIT戦略支援

情シスフォースは、CTOやIT部長クラスのハイスキルな専門家が中心となり情シス業務を支援するアウトソーシングサービスです。最短3営業日での業務開始が可能で、企業の課題抽出から方針立案、ヘルプデスクに至るまでの業務を幅広く支援します。エンジニア出身で情シスの実務知見を持つメンバーがチームで対応するため、大手企業と比較して競争力のある価格設定でハイレベルな支援を受けることができます。
特徴と強み
情シスフォースの特徴は、エンジニア出身で情シスの実務知見を持つメンバーがチームで対応する点です。CTOやIT部長クラスのスキルを持つ専門家が多数在籍しており、単純な運用保守だけでなく、IT戦略の立案やDXプロジェクトの企画・推進まで対応できます。「IT担当者はいるが戦略的なIT活用ができていない」という企業に対して、中長期的なITロードマップの策定から推進サポートまで一貫して支援します。
最短3営業日での業務開始という迅速性も特徴のひとつです。通常のアウトソーシング導入では数週間から数ヶ月の準備期間が必要なことが多いですが、情シスフォースは短期間での立ち上げを実現しています。初回は1ヶ月で契約変更できる柔軟な体制も整っており、「まず試してみたい」という企業にも利用しやすいサービスです。さまざまな業界・業種での支援実績を持ち、そのノウハウを活かして多様な課題に対応できます。
得意領域・実績
情シスフォースが特に得意とするのは、IT戦略の策定と実行支援です。「情シスはいるが戦略的なIT活用ができていない」「DXを推進したいが社内にノウハウがない」といった中長期的な課題解決を得意としています。業務改善・システム刷新に向けた要件整理や、クラウドサービスの選定・導入支援なども対応領域です。
多様な業界での支援実績を持つことから、同業他社での成功事例や失敗事例を踏まえた実践的な提案が可能です。中小企業から中堅企業まで幅広い規模の企業に対応しており、企業のIT成熟度や成長フェーズに合わせた最適な支援を提供しています。また、サービス開始から1ヶ月での契約見直しが可能という柔軟性は、初めてアウトソーシングを試みる企業にとって大きな安心感につながります。IT部門の立ち上げ支援から既存体制の補強まで、幅広いニーズに応えられる点が特徴です。
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社|大手人材グループの安心感

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、人材サービスの大手グループであるパーソルグループの一員として、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを提供している会社です。社内ヘルプデスクをはじめとするITサポート業務に豊富な実績を持ち、大手企業から中堅企業まで幅広い顧客基盤を有しています。グループ全体の人材ネットワークを活かした安定的なサービス提供が強みです。
特徴と強み
パーソルビジネスプロセスデザインの強みは、大手人材グループならではの採用・育成ノウハウに裏打ちされた人材の質にあります。IT専門の担当者を確保・育成する体制が整っており、安定したサービス品質を提供できます。担当者の急な退職やスキル不足といったリスクを、グループ全体の人材ネットワークでカバーできる点が大きな安心感につながっています。
全国規模のサービス提供体制も特徴のひとつです。複数拠点を持つ企業でも一元管理できるサポート体制が整っており、本社だけでなく地方の支社・工場なども含めた統一的なIT支援が可能です。大企業での豊富な導入実績に基づいたノウハウを中堅・中小企業にも展開しており、規模を問わず高品質なサービスを受けることができます。コンタクトセンターやバックオフィス業務との組み合わせも可能で、IT業務と一般事務業務を包括的にアウトソーシングしたい企業にも対応しています。
得意領域・実績
パーソルビジネスプロセスデザインが特に強みを持つのは、社内ヘルプデスクとITサポートの分野です。PC・スマートフォンのキッティング・設定から、ソフトウェアトラブルの解決、社内システムの操作サポートまで幅広く対応しています。大手製造業・金融機関・サービス業など多様な業種での実績を持ち、特に大規模なPC入れ替えや社内システム移行プロジェクトでの実績が豊富です。
人材サービスグループの一員として、必要な時期に必要な人材を柔軟に確保できる体制も魅力です。プロジェクト繁忙期にスタッフを増員したり、逆にオフシーズンには最小限の体制に絞るといった、需要に応じた弾力的なリソース管理が可能です。IT業務の人件費を変動費化できるというBPOの利点を最大限に活かしたいという企業にとって、特に相性の良いパートナーといえるでしょう。
株式会社DTS|問い合わせ業務を大幅削減するReSM plus

株式会社DTSは、東証プライム市場に上場する独立系ITサービス会社です。「ReSM plus(リズムプラス)」という情シス向けヘルプデスクアウトソーシングサービスを提供しており、専用のFAQシステムと有人対応を組み合わせたハイブリッド型のアプローチで、問い合わせ業務を最大80%削減できる点が大きな特徴です。40年以上の実績を持つITサービス企業として、技術力と信頼性を兼ね備えたパートナーです。
特徴と強み
ReSM plusの最大の特徴は、FAQシステムと有人ヘルプデスクを組み合わせたハイブリッドアプローチです。よくある質問はFAQシステムで自動回答し、複雑な問い合わせのみ有人対応することで、対応コストを大幅に削減しながら品質を維持しています。問い合わせ業務を最大80%削減できるという実績は多数の顧客企業のデータに基づいたものであり、情シス担当者がより戦略的な業務に集中できる環境を作ることができます。
株式会社DTSは40年以上の歴史を持つ独立系SIerとして、金融・製造・流通・公共など幅広い業界に対してシステム開発・運用の実績があります。その経験を活かした高い技術力と信頼性のあるサービス提供が評価されており、東証プライム上場企業としての財務的な安定性も、長期的なパートナー選択における安心感につながっています。情報セキュリティに対する高い意識と体制も、セキュリティ要件が厳しい業界の企業から信頼されている理由のひとつです。
得意領域・実績
DTSが特に得意とするのは、社内ITヘルプデスクの効率化・アウトソーシングです。PC・スマートフォンの操作サポート、システムトラブルの初期対応、社内システムへのアクセス権管理など、日常的なIT問い合わせ業務を効率的に処理するノウハウを持っています。金融機関・大手製造業・小売業など、セキュリティ要件が厳しい業界での実績も豊富です。
システム開発会社としての技術力を持つため、ヘルプデスク対応で見えてきた課題をシステム改善に繋げる提案も可能です。「ITサポートだけでなく、根本的な課題解決まで支援してほしい」という企業に適したパートナーといえます。また、FAQシステムの構築・運用ノウハウを持っているため、自社でのナレッジベース整備を支援してもらうことも可能であり、外注依存度を適切にコントロールしながらIT業務の効率化を進めていきたい企業に特に向いています。
株式会社アイエスエフネット|ITインフラに特化した総合IT企業

株式会社アイエスエフネット(ISF NET, Inc.)は、1999年創業のITインフラに特化した総合IT企業です。全国各地に拠点を持ち、ヘルプデスクをはじめとするITサポートのアウトソーシングサービスを提供しています。常駐型と非常駐型の両方に対応できる柔軟なサービス体制と、全国規模のエンジニアネットワークを強みとしており、多拠点展開する企業の情シス業務支援に強みを持っています。
特徴と強み
アイエスエフネットの最大の強みは、ITインフラに特化した深い専門性と全国に広がるエンジニアネットワークにあります。ネットワーク・サーバー・セキュリティといったインフラ領域に精通したエンジニアが多数在籍しており、システム障害時の迅速な対応や高度な技術的問題の解決に対応できます。単純なヘルプデスク対応に留まらず、インフラ設計・構築・運用管理まで幅広い技術領域をカバーしています。
常駐型サービスへの対応力も特徴のひとつです。社内常駐型でIT担当者として機能することで、社内文化への理解を深めながら業務を遂行できるため、外部委託特有のコミュニケーションギャップを最小化できます。全国各地に拠点があるため、地方の工場や支社への常駐対応も可能であり、複数拠点で統一したIT支援体制を構築したい企業のニーズにも応えています。オンサイト対応が必要な企業にとって特に頼れるパートナーです。
得意領域・実績
アイエスエフネットが特に得意とするのは、ネットワーク・サーバーなどのインフラ領域での運用管理とヘルプデスクです。創業以来20年以上にわたりITインフラ支援に携わってきた実績から、あらゆる業種・規模の企業における情シス課題への対応ノウハウを蓄積しています。特にインフラトラブル時の迅速かつ適切な対応が評価されており、システム安定稼働の維持が経営課題の企業から高い評価を受けています。
セキュリティ対応・コンプライアンス対応の実績も豊富で、情報セキュリティポリシーの策定支援やセキュリティ監査対応なども得意領域です。特にインフラ環境の老朽化対応やクラウド移行プロジェクトでの実績が多く、既存のオンプレミス環境をクラウドへ移行しながら運用コストの削減を実現したいという企業に適したパートナーです。オンサイト対応と遠隔対応を組み合わせた柔軟な支援体制も、企業のニーズに合わせた効率的なIT運用を実現します。
情シス業務のアウトソーシングパートナー選びのポイント

6社の特徴を踏まえた上で、自社に最適なパートナーを選ぶための重要なポイントを解説します。情シス業務のアウトソーシングは長期的なパートナーシップとなる場合が多いため、慎重な選定プロセスが成功への鍵となります。以下の3つの観点を軸に評価することで、自社のニーズに合ったパートナーを見つけやすくなります。
実績と経験の確認方法
まず重視すべきは、自社と同規模・同業種での支援実績です。情シス業務の複雑さや課題は業界・規模によって異なるため、似た環境での成功実績があるかどうかは重要な判断基準になります。候補会社に対しては、具体的な事例(できれば社名付き)の提示を求め、必要に応じてリファレンスチェック(既存顧客への問い合わせ)も実施してみてください。実際の顧客の声は、カタログや提案書に書かれた情報よりも信頼性が高く、サービス品質の実態を把握する有効な手段です。
会社としての実績年数も参考になります。情シスアウトソーシング領域での長い経験は、さまざまな課題への対処ノウハウの蓄積を意味します。ただし、歴史が浅くても特定分野に特化した専門性の高い会社が自社のニーズに合うケースもあるため、実績年数だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。大切なのは「自社と類似した課題」への対応実績があるかどうかという点であり、その視点で候補会社を絞り込むことが効果的です。
技術力と専門性の評価
情シス業務は技術的な専門知識が必要な領域であるため、候補会社が保有する技術的な資格・認定を確認することも重要です。情報セキュリティに関するISMS(ISO 27001)やプライバシーマーク取得の有無、クラウドサービスに関するAWS・Azureなどの認定資格保有状況などは、技術力の客観的な指標になります。これらの認定取得は、会社としての品質管理体制や継続的な能力向上への取り組みを示すものでもあります。
担当者レベルの技術力も重要です。営業担当と実際の対応担当が異なる場合、見積もり段階では良い提案でも実際の対応が期待値を下回るケースがあります。事前にプロジェクト担当予定メンバーとの技術的なやり取りを依頼し、スキルレベルを直接確認することをおすすめします。担当者の対応の速さや正確さ、コミュニケーション能力は、長期的なパートナーシップの質を大きく左右します。具体的な技術質問への回答の質や深さを見ることで、実力を事前に見極めることができます。
プロジェクト管理体制の確認
情シス業務のアウトソーシングで意外と重要なのが、プロジェクト管理体制です。担当者1名のみの体制では、担当者の退職・休暇・病気などのリスクに脆弱になります。チーム体制での対応か、バックアップ体制はどうなっているかを必ず確認してください。チームで担当する場合でも、担当者間でのナレッジ共有がどのように行われているかも重要な確認事項です。
レポーティング・報告体制も長期的なパートナーシップの品質を左右します。業務の進捗や問題点を定期的に可視化・報告してもらえる体制があるかどうかを確認しましょう。月次の業務報告書や定期ミーティングなど、透明性のある情報共有の仕組みがあるかを事前に確認することが重要です。また、契約内容についても、業務範囲の変更や拡縮に柔軟に対応できる形態かどうかを確認しておくことで、事業の成長や変化に合わせた柔軟な対応が期待できます。情シス業務は企業の成長に伴い変化するため、スケールアップ・ダウンへの柔軟な対応力は長期的なパートナーシップにおいて特に重要な要素です。
まとめ

本記事では、情シス業務のアウトソーシングにおすすめの会社・ベンダー6社として、コンサルから開発まで一気通貫で支援する株式会社ripla、30年以上の専門実績を持つクロス・ヘッド株式会社(情シスSAMURAI)、ハイスキル専門家によるIT戦略支援が得意な情シスフォース、大手人材グループの安定基盤を持つパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社、FAQシステムで問い合わせを最大80%削減する株式会社DTS(ReSM plus)、ITインフラに特化した総合IT企業の株式会社アイエスエフネットをご紹介しました。
各社はそれぞれ異なる強みを持っており、自社のニーズ・業種・規模によって最適なパートナーは異なります。ヘルプデスク対応から始めたいのか、IT戦略全体の立案から支援してほしいのか、インフラ運用を任せたいのか、まず自社の優先課題を明確にした上で複数社に問い合わせて担当者と実際に話してみることをおすすめします。適切なパートナーとの連携によって、情シス業務の効率化とDX推進を大きく加速させることができるでしょう。
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・情シス業務のアウトソーシングの完全ガイド
株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また「Boxシリーズ」による、受発注管理・在庫管理・配送管理・業務システム・生成AI・SaaS・マッチングサイト・EC・アプリ・LINEミニアプリなどの標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」を活用することで、低コスト・短期間でのスクラッチ開発を実現いたします。

もし、システム開発やプロダクト開発に関するご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
