業務効率化コンサルのパッケージ/クラウド製品一覧

業務効率化コンサルを探すと、大手総合コンサルティングファームの一部門として業務プロセス改善を扱う会社、RPA導入とその後の伴走支援を専門にする会社、オンラインアウトソーシングとして実務そのものを代行する会社まで、提供形態の異なるサービスが数多く見つかります。名称や実績紹介だけでは違いが分かりにくく、知名度の高さだけで選ぶと、自社が求める実務代行の深さや料金の透明性と合わないこともあります。

本記事では、業務効率化コンサルの提供形態の違いを整理したうえで、2026年7月時点で現行の公式情報を確認できた主要6社を紹介します。各社の得意領域、課題別の絞り方、料金・契約条件、商談やPoCで確認すべきポイントまで解説しますので、候補会社を比較する際の基準としてご活用ください。

本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。

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・業務効率化コンサルの完全ガイド

業務効率化コンサルの提供形態の違い

業務効率化コンサルの提供形態の違いを比較する担当者

業務効率化コンサルと一口に言っても、経営全般の改革の一部として業務効率化を扱う総合コンサルティング型、RPAツールの導入と伴走支援に特化したツール導入支援型、実務そのものをオンラインで代行するアウトソーシング型など、提供形態はさまざまです。自社が求めているのが戦略的な助言なのか、手を動かす実務代行なのかによって、適した会社が変わります。

アドバイザリー型とハンズオン型では稼働の深さが異なります

アドバイザリー型は、月次の定例会議でKPIダッシュボードの数値を確認し、追加改善の方向性を助言することが中心です。ハンズオン型は、RPAシナリオの開発やダッシュボードの構築、現場からの問い合わせ対応まで、コンサルタントや専任スタッフが実際に手を動かします。自社にRPAやBIツールを操作できる人材がどの程度いるかによって、必要な稼働の深さが変わります。

総合コンサル系とツール導入支援系は得意領域が異なります

総合コンサルティングファーム系は、経営戦略や組織改革といった広い文脈の中で業務効率化を位置づけ、全社的なDX戦略と連動させた提案を得意とします。一方、RPAベンダー系のコンサルティングは、特定のツール導入と現場定着に特化しており、具体的な自動化事例や伴走サポートの実績が豊富です。自社がどちらの文脈で業務効率化を進めたいかを最初に整理しておくと、候補を絞りやすくなります。

会社を比較するときの共通軸

業務効率化コンサルの比較項目を整理する会議

公式サイトの事例紹介だけでは、自社の業種・規模・予算にどこまで対応できるか判断しづらいものです。候補を同じ条件で比べるため、支援範囲、実務代行の深さ、料金体系、内製化支援という共通の質問に置き換えることが重要です。

支援範囲と実務代行の深さを確認します

最初に、工数診断、KPI設計、RPA・ツール導入、ダッシュボード構築、内製化支援のうち、どこまでが標準的な支援範囲かを確認します。「業務効率化に対応」という説明でも、コンサルタントが実際にロボットを開発するのか、助言にとどまるのかでは、社内側の負担が大きく異なります。担当コンサルタントが固定か交代制かといった稼働体制も、自社の受け入れ体制と照らして確認します。

料金体系と内製化支援まで確認します

料金体系は、月額固定の顧問契約、稼働時間に応じた契約、案件単位の見積もりなど会社によって異なるため、想定する支援期間と稼働量を提示して見積もりをそろえることが必要です。支援が終わった後に自社だけでKPIモニタリングを継続できるよう、技術移転や研修をどこまで支援してくれるかも比較軸に加えます。詳しい評価手順は、業務効率化コンサルの選び方と選定ポイントで整理しています。

業務効率化コンサルの主要候補6社

主要な業務効率化コンサル会社を一覧で検討する様子

ここでは、2026年7月時点で現行の公式ページと対象業務を確認できた6社を紹介します。掲載順は優劣を示すランキングではありません。会社ごとに得意とする提供形態や料金体系が異なるため、自社の課題と受け入れ体制をそろえて比較することが重要です。

株式会社船井総合研究所

船井総合研究所は、全社DX戦略・グランドデザイン策定やERP・基幹システム導入といったDX・システム導入支援、セミナー・イベント運営代行や経理代行を含むBPR・BPOの業務代行、業績アップや生産性アップにつながるデジタル化支援まで幅広いメニューを公式サイト上で紹介しています。業種ごとの慣例に精通した実務的なアプローチを重視しながら、全社的なDX戦略と業務効率化を連動させたい企業に向いています。料金は公式ページ上に具体的な体系の記載がなく、無料相談を通じた個別対応が案内されています。

株式会社NTTデータ経営研究所

NTTデータ経営研究所は、経営戦略から情報システムまで幅広い領域をカバーする総合コンサルティングファームで、公式サイトには「業務」分野のコンサルティングサービスとして顧客の問題解決に貢献する実践的な支援を提供していることが記載されています。大手企業の全社的な業務改革プロジェクトの一環として、業務効率化を経営戦略や情報システム戦略と一体で検討したい企業に向いています。料金は公式ページ上に具体的な金額の記載がなく、問い合わせが必要です。

アビームコンサルティング株式会社

アビームコンサルティングは、サプライチェーンマネジメントやエンジニアリングチェーンマネジメントといった業務最適化関連のサービスに加え、財務会計・経営管理分野の経営改革支援メニューを公式サイトで紹介しています。業務プロセスの最適化を、特定部門にとどまらずサプライチェーン全体や経営管理の仕組みと合わせて見直したい企業に向いています。料金は公式ページ上に具体的な料金表示はなく、個別の問い合わせを通じて確認する方式です。

RPAテクノロジーズ株式会社(BizRobo!)

RPAテクノロジーズは、RPAツール「BizRobo!」の提供に加え、自動化業務の洗い出しから対象業務の優先順位付け、トライアル利用までの導入支援を公式サイトで案内しています。同業種の自動化事例の提示や、パートナー企業と連携した伴走サポートによる検証支援を受けられる点が特徴で、まずはRPAの試験導入から工数削減効果を確認したい企業に向いています。料金は公式ページ上に具体的な体系の記載がなく、問い合わせを通じた個別見積もりが必要です。

テンダ株式会社

テンダは、業務効率化を推進するワークスタイル変革ソリューションとして「Techwiseコンサルティング事業」を公式サイトで展開しており、国内ラボ型開発による個別対応や、業務改革開発ソリューション「テンダのDX」も紹介されています。マニュアル作成・業務可視化のノウハウを持つ会社としての強みを生かし、業務効率化とあわせて社内のドキュメント整備やシステム開発まで一貫して依頼したい企業に向いています。料金は公式ページ上に具体的な体系の記載がなく、個別の問い合わせが必要です。

HELP YOU

HELP YOUは、営業事務や経理、資料作成、データ入力に加え、AI・RPAによる業務自動化までをオンラインアシスタントが代行するサービスです。2026年7月時点の公式サイトには、平均5名のチームで対応するチームプランが月額10万円(30時間)または15万円(45時間)、1名を指名できる専属プランが月額10万円(30時間)または20万円(60時間)、業務量に応じて柔軟に体制を組めるスポットプランが月額30万円からと、他社に比べて具体的な料金体系が掲載されています。工数診断やKPI設計そのものよりも、洗い出した業務を実際に代行してもらう実行力を重視する企業に向いていますが、料金は改定される可能性があるため、契約前に最新の料金プランを公式サイトで確認してください。

自社の課題別に候補を絞る方法

自社課題から業務効率化コンサル候補を絞るチーム

6社を一斉に細部まで比較するより、最も大きな課題を一つ決め、必須要件で候補を減らす方が効率的です。RPA導入と定着化、全社的な業務改革との連動、実務そのものの代行では、適した会社のタイプが異なります。

工数診断とRPA導入から始めたい場合

特定の業務からRPAを試験導入し、効果を確認しながら範囲を広げたい場合は、RPAテクノロジーズのようなツール導入支援型を候補にします。ドキュメント整備や社内システム開発まで一貫して依頼したい場合は、テンダも比較対象になります。導入後の実務そのものをアウトソースしたい場合は、HELP YOUのようなオンラインアウトソーシング型を組み合わせる方法も考えられます。

幅広い経営課題や業界特性への対応を求める場合

業務効率化を全社DX戦略や経営改革と一体で進めたい場合は、船井総合研究所やNTTデータ経営研究所のような総合コンサルティング型を候補にします。サプライチェーン全体や財務会計・経営管理の仕組みまで含めて見直したい場合は、アビームコンサルティングも検討対象になります。どの会社を検討する場合も、担当コンサルタントが自社と近い業種・規模での支援経験を持つかを、初回の相談時に確認しておくと、稼働開始後のミスマッチを防ぎやすくなります。

料金・契約前に確認すべきこと

業務効率化コンサルの料金と契約条件を確認する担当者

今回紹介した6社のうち、具体的な料金体系を公式サイトに掲載しているのはHELP YOUのみで、他の5社は個別見積もりが前提です。これはコンサルティング業界で一般的な商習慣であり、料金非公開であること自体を理由に候補から外す必要はありませんが、比較のためには同じ条件を提示して見積もりをそろえることが欠かせません。

何に対して課金されるかを確認します

業務効率化コンサルの費用は、月額固定の顧問契約、稼働時間や工数に応じた契約、案件単位の見積もりなど、課金単位が会社によって異なります。一般的な相場感として、月1〜2回の定例に参加するアドバイザリー型は月額20万〜50万円程度、実務を代行するハンズオン型は月額80万〜200万円以上と語られることもありますが、対象業務の範囲や難易度によって幅が大きいため、あくまで目安として捉え、想定する稼働頻度と期間を提示して各社から見積もりを取ることが重要です。

契約形態と内製化の条件を確認します

成果を金額換算しやすい効率化施策では、削減できたコストの一部を一定期間支払う成果連動型が提示されることもあります。どの契約形態でも、支援が終わった後にKPIモニタリングの仕組みが自社に残るか、実務を担っていたコンサルタントから自社担当者への引き継ぎ期間がどの程度確保されているかを契約前に確認しておくと、契約終了後に効果測定が止まるリスクを抑えられます。

商談・PoCで最終候補へ絞る

業務効率化コンサルの商談とPoCを実施するチーム

資料比較で2〜3社まで絞ったら、実際の対象業務を提示して商談を行い、可能であれば特定の1業務でのPoCを経て本契約に進みます。現場担当者だけでなく、経営層や情報システム部門も同席すると、導入後の行き違いを減らせます。

1つの業務をモックアップから本稼働まで通します

特定の1業務を対象に、2週間〜1ヶ月程度のモックアップ検証と、その後の本番環境での試験稼働を依頼します。担当コンサルタントの業務理解度、現場からの反発への対応力、エラー発生時の復旧対応の速さなど、資料や商談だけでは見えない部分を確認できます。処理時間や削減工数の変化を記録しておくと、複数社を同じ条件で比較しやすくなります。

導入効果を実測して社内稟議に使います

PoC前に、対象業務の処理時間、担当者一人あたりの作業件数、エラー発生率を記録し、PoC後と比較します。公開されている他社の効果事例をそのまま自社へ当てはめるのではなく、自社の件数と人件費で削減見込みを算出することが重要です。契約後もKPIモニタリング会議の運営や現場からの問い合わせ対応といった社内側の工数は残るため、その工数も差し引いて投資対効果を判断します。

複数社でPoCを並行する場合は、同じ業務・同じ期間・同じ評価基準で実施することが比較の前提になります。担当者や部署が異なる条件でPoCを行うと、結果の差が会社の実力によるものか、対象業務や協力体制の違いによるものか判断できなくなるため注意が必要です。

業務効率化コンサル会社選定で押さえておきたいポイント

業務効率化コンサル会社選定に関する質問を確認する担当者

候補を選ぶ際は、提供形態やおすすめ順位だけでなく、自社の予算感や求める実務代行の深さを同じ条件で比較する必要があります。ここでは、選定時に判断が分かれやすいポイントを整理します。

独自ツールが必要な場合は個別開発も比較します

今回紹介した会社の多くは、既存のRPAツールやコンサルティングメニューを前提とした支援が中心です。自社独自の診断ロジックやダッシュボードをゼロから構築したい場合は、業務要件を整理したうえで、フルスクラッチによる個別開発も比較対象に加えてください。

おすすめの会社は最優先課題によって変わります

全企業に共通する1位の会社はなく、RPA導入と定着化、全社的な業務改革との連動、実務そのものの代行など、最優先課題に合う会社がおすすめです。まず必須要件で2〜3社へ絞り、同じ業務課題で商談やPoCを比較してください。

料金は総保有コストで比較します

同じ対象業務、支援期間、稼働頻度を各社へ提示し、初期費用と継続支援費用を合わせた総保有コストで比較します。HELP YOUのように料金プランが公開されている会社であっても、対象業務量が増えた場合の追加費用まで含めて確認し、単純な月額表示だけで安さを判断しないようにします。

まとめ

業務効率化コンサル会社選定方針をまとめるチーム

業務効率化コンサルの会社選びでは、総合コンサル系、ツール導入支援系、オンラインアウトソーシング系という提供形態の違いを踏まえ、自社の課題と受け入れ体制に合う会社を絞り込むことが出発点になります。今回紹介した6社にも、全社DX戦略との連動、サプライチェーン全体の最適化、RPA導入の伴走支援、実務そのものの代行など、異なる特徴があります。

課題診断から2〜3社へ絞り込みます

RPA導入と定着化、全社的な業務改革との連動、実務そのものの代行のうち、最優先課題を決めます。そのうえで支援範囲、実務代行の深さ、料金体系、内製化支援を同じ質問で比較すれば、知名度に左右されず候補を絞れます。

最後は実際の業務でのPoCで確認します

資料上の実績や知名度ではなく、自社の1つの業務を実際に一緒に効率化できるかが重要です。現場と経営層を含む関係者でPoCを試し、削減できた時間と残る運用工数を測ったうえで決定してください。今回紹介した会社では対応しきれない独自の業務プロセスや基幹システム連携が必要な場合は、個別開発による対応も選択肢になります。riplaはフルスクラッチ開発の立場から、業務効率化コンサルとの取り組みで明らかになった業務要件の整理や、自社業務に合わせたシステム構築を支援しています。

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・業務効率化コンサルの完全ガイド

株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また、当社独自の開発テンプレート「Boxシリーズ」による標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」による独自機能のAI実装を組み合わせることで、低コスト・短期間で開発を実現いたします。

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執筆者プロフィール
張田谷凌央
張田谷凌央

株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。

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