既存のスマートフォンアプリをリニューアルしたいと考えているものの、「どの開発会社に依頼すればよいのかわからない」「アプリ刷新の発注先選びに失敗したくない」という担当者の方は多いのではないでしょうか。アプリリニューアルは新規開発と異なり、既存コードの調査・UI/UX設計の刷新・iOS/Android両プラットフォームへの対応・既存データの移行など、特有の難しさがあります。実績と技術力を兼ね備えた開発会社を選ばなければ、リニューアル後もユーザー離れが改善されないリスクがあります。
本記事では、アプリリニューアルを依頼する開発会社の選び方と、おすすめの開発会社・ベンダー6選を紹介します。発注先選定の参考にしてください。
本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。
▼全体ガイドの記事
・アプリリニューアルの完全ガイド
アプリリニューアルが必要になる主な理由

スマートフォンアプリのリニューアルに踏み切る背景には、さまざまな事情があります。利用者からのUXに関するネガティブなフィードバックが蓄積している、iOS・Androidのバージョンアップへの追従が困難になっている、開発当初の技術スタックが時代遅れになりメンテナンスコストが増大している、競合サービスと比較してUI/UXの質で劣っている、といった課題が代表的です。また、ビジネスモデルの変化や新機能追加に伴い、アーキテクチャ自体を再設計する必要が生じるケースもあります。
アプリリニューアルは、既存ユーザーの継続率向上・新規ユーザーの獲得・エンジニアの開発生産性改善という複数の効果が期待できる一方、プロジェクト規模が大きくなりがちで、発注先の選定が成功の鍵を握ります。以下では、リニューアル専門の観点から開発会社を選ぶ際のポイントを解説します。
アプリリニューアル開発会社を選ぶ際の3つのポイント

アプリリニューアルの開発会社を選ぶ際は、単なる開発力だけでなく、既存コードの調査分析力・UI/UXデザインの専門性・リリース後のグロース支援まで総合的に評価することが重要です。以下の3つのポイントを軸に比較検討することをおすすめします。
リニューアル・リプレイス案件の実績を確認する
アプリリニューアルは新規アプリ開発とは大きく異なります。既存コードベースの調査・課題分析・段階的な移行計画の策定・既存ユーザーへの影響を最小化しながらのリリースなど、リニューアル特有のプロセスへの理解が求められます。実績紹介ページや提案資料でリプレイス・リニューアル案件の事例があるかを必ず確認しましょう。
特に「なぜリニューアルが必要だったか」「どのような課題を解決したか」「リニューアル後にKPIがどう改善したか」まで語れる会社は、単なる受託開発にとどまらず、ビジネス視点でプロジェクトを推進できる力があると判断できます。同業種・同規模のリニューアル実績があれば、さらに信頼性が高まります。
UI/UXデザインの専門性と設計プロセス
アプリリニューアルの主目的がユーザー体験の改善であるケースは多く、UI/UXデザインの専門性は会社選定において最も重視すべき要素のひとつです。ユーザーリサーチ・ペルソナ設定・カスタマージャーニーマップの作成・プロトタイピング・ユーザビリティテストというデザインプロセスを体系的に実施できる会社を選ぶことが、リニューアル後のユーザー満足度向上につながります。
ポートフォリオを確認する際は、デザインの「見た目の美しさ」だけでなく「なぜそのデザイン判断をしたか」を説明できるかどうかを確認しましょう。デザインシステムやコンポーネントライブラリの構築経験がある会社は、リリース後の継続的な改善コストを抑えられる点でも優れています。
iOS/Android両対応とリリース後のグロース支援
アプリリニューアルでは、iOS・Androidの両プラットフォームに対応しながら、それぞれのプラットフォームガイドライン(Human Interface Guidelines・Material Design)に準拠した実装が求められます。Flutter・React Nativeなどのクロスプラットフォーム技術の活用実績があるかも確認ポイントです。開発コストを抑えつつ品質を担保できる技術選定力が、コスト効率に直結します。
また、リリース後のストア評価改善・ユーザー継続率のモニタリング・機能改善サイクルへの継続的な関与ができる会社を選ぶことで、リニューアル投資の効果を最大化できます。保守契約の内容・担当エンジニアの固定化・改修依頼への対応スピードも、長期パートナーとして選定する際の重要な評価軸です。
株式会社リプラ

riplaは、コンサルティングから開発まで一気通貫で支援できる企業です。IT事業会社として社内DXを推進してきた経験を活かし、ビジネスへの成果創出とシステムの定着支援に強みがあります。営業・顧客・生産・販売管理など、幅広い基幹システムの構築・導入実績があり、企業の業務要件に合わせて柔軟に対応できる体制を整えています。
特徴・強み
リプラは、アプリリニューアルにおいて現行システムの課題分析から設計・開発・リリース後の改善支援まで一貫して対応できる体制が強みです。事業会社としてシステムを内製運用してきた経験から、「使われ続けるシステム」を構築するための要件定義と設計の品質に自信を持っています。iOS・Android両対応のスマートフォンアプリ開発において、ネイティブ開発およびクロスプラットフォーム技術を活用した柔軟な開発スタイルをとっています。
また、ビジネス側の要件を技術に落とし込む上流工程の支援に強みがあり、リニューアルの目的・KPI・ユーザーストーリーを明確化してから開発に入るプロセスを重視しています。アジャイル開発によるスモールスタートと段階的なリリースにも対応しており、リスクを抑えながらリニューアルを進めることができます。
費用目安・対応規模
中小〜中規模企業向けのアプリリニューアルに対応しており、費用目安は300万〜1,500万円程度です。要件の規模や既存コードの状態によって変動しますが、初期調査・課題整理から丁寧に対応してもらえます。まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。
フェンリル株式会社

特徴・強み
フェンリル株式会社は、2008年からスマートフォンアプリの開発を手がけ、400社・600本以上の開発実績を持つ国内トップクラスのアプリ専門開発会社です(本社:大阪府大阪市)。デザインと技術の両方にこだわり、クライアントと「共同開発」スタイルでプロジェクトを進める姿勢が特徴です。スマートフォンアプリの黎明期から豊富な経験を積んでおり、iOS・Androidのネイティブ開発における高い技術力を誇ります。
アプリリニューアルの代表実績として、Pontaアプリのリニューアル(新規・既存ユーザー双方が使いやすいアプリ構造の再設計と世界観を重視したUIデザイン)、スルガ銀行のファイナンスアプリリニューアル(ユーザー調査に基づくUX改善)、スーパーマーケット「ライフ」の公式アプリリニューアルなど、大手企業との実績が豊富です。デザイン・バックエンド・フロントエンドを一社でカバーできるため、リニューアルプロジェクトの品質管理がしやすい点も強みです。
費用目安・対応規模
中規模〜大規模企業のアプリリニューアルを中心に対応しており、費用目安は500万〜3,000万円以上です。大手企業との実績が多い分、プロジェクト管理体制が整備されており、複数チームが関わる大型リニューアルでも安定した品質を維持できます。リニューアル前のUI/UX調査フェーズからの依頼も可能です。
株式会社モンスターラボ

特徴・強み
株式会社モンスターラボは、世界12か国25都市以上に拠点を持つグローバルなDX支援・アプリ開発会社です(本社:東京都渋谷区)。2023年12月時点で開発実績2,200件以上を誇り、国内外の企業のアプリリニューアル・新規開発を幅広く手がけています。最大の強みは、人間中心設計に基づくUX/UIデザインの専門性の高さです。ユーザー調査・ペルソナ設定・カスタマージャーニーマップの作成・プロトタイピングから、実装・リリース後のグロースハックまでを一貫して支援できる体制を持ちます。
アプリリニューアルにおいては、ビジネス戦略の立案段階から参画し、UX/UIデザインだけでなく、ブランディング・システム開発・グロースハックまでを多面的にDX推進として支援します。「クライアントのビジネス成功」をミッションに掲げており、リニューアル後のKPI改善まで伴走する姿勢が評価されています。グローバル展開を見据えたアプリリニューアルを検討している企業にとって、特に頼もしいパートナーです。
費用目安・対応規模
中規模〜大規模のアプリリニューアルに対応しており、費用目安は500万〜5,000万円程度です。UXリサーチフェーズから依頼する場合は別途費用が発生しますが、リサーチに基づいた設計が後工程の手戻りを減らすため、トータルコストを抑える効果があります。グローバル展開が必要なアプリリニューアルでは、海外拠点と連携した多言語・多通貨対応の実績も活用できます。
株式会社グッドパッチ

特徴・強み
株式会社グッドパッチは、2011年創業のUI/UXデザイン専門会社で、デジタルプロダクトのデザイン戦略立案からUI/UXデザイン・組織構築まで一気通貫で支援できる点が最大の強みです(本社:東京都渋谷区)。グッドパッチが支援したスタートアップの9社が上場を果たしており、デザイン力が事業成長に直結することを数字で示している会社です。アプリリニューアルの実績として、医療系アプリ「CLINICS」のUIデザインリニューアル、サントリーの健康経営支援アプリ「SUNTORY+」の構想段階からの開発、「JINS」公式アプリのリニューアル、プロジェクト管理ツール「Jooto」の大幅リニューアルなど、業種を超えた豊富な事例を持ちます。
グッドパッチの強みは、デザインの「なぜ」を論理的に説明できるデザイン思考の徹底にあります。ユーザーリサーチ・情報設計・プロトタイピング・ユーザビリティテストという一連のデザインプロセスを体系的に実施しており、リニューアル後のユーザー満足度向上に直結するアウトプットを提供します。アプリリニューアルにおいて「なぜユーザーが離れているのか」を根本から解決したい企業に特に適しています。
費用目安・対応規模
スタートアップから大手企業まで幅広く対応しており、費用目安はUXリサーチ・デザインフェーズのみの依頼であれば100万〜500万円程度、開発まで含むフルサポートでは500万〜3,000万円以上となります。デザインに特化した専門会社であるため、既存の開発会社と連携してデザイン部分だけを依頼するという分業体制での活用も可能です。
株式会社ニジボックス

特徴・強み
株式会社ニジボックスは、リクルートグループのR&D部門からスピンアウトして設立された、UI/UXデザインとテクノロジーを掛け合わせたサービス開発会社です(本社:東京都中央区)。リクルートが培ってきたサービス設計のノウハウを背景に、ビジネス戦略・UX・UIの一貫性を評価軸にしたデザインが特徴です。Swift・Kotlinを用いたネイティブアプリ開発から、バックエンド・フロントエンドまで幅広く対応できる技術力を持っています。
アプリリニューアルの代表実績として、千葉銀行の「ちばぎんアプリ」リニューアル(アプリ利用者満足度77.8%を実現)、大規模旅行サービスのWebサイト・アプリ機能改善、リクルートエージェントアプリのデザインリニューアルへの関与など、金融・HR・旅行と業種を横断した実績があります。PDCAのフローを仕組み化する「継続的改善」のアプローチが特に評価されており、リリース後のグロース支援まで伴走できる体制が整っています。
費用目安・対応規模
中規模〜大規模のアプリリニューアルに対応しており、UXコンサルティング単体での依頼から、デザイン・開発・グロース支援まで含むフルサポートまで柔軟に対応可能です。費用目安はプロジェクト規模によって異なりますが、UXデザインフェーズのみであれば200万〜800万円程度が目安です。継続的な改善支援として月額保守契約を結ぶ形での長期パートナーシップにも積極的に対応しています。
株式会社LIG

特徴・強み
株式会社LIGは、2007年設立のDX支援・システム開発・Web制作会社で、Web制作事業で培ったデザインのノウハウをアプリ開発にも活かしていることが強みです(本社:東京都台東区)。iOS・Androidのネイティブ開発はもちろん、Flutter・React Nativeなどのクロスプラットフォーム技術やPWAにも対応しており、プロジェクトの要件に応じた最適な技術選定ができます。UI/UX設計から設計・開発・テスト・ストア申請・保守運用まで一貫して対応できる体制が整っており、アプリリニューアルをワンストップで依頼できる点が魅力です。
QAエンジニアによる品質保証体制・Crashlyticsなどの分析ツールを活用した継続的な改善対応も充実しており、リリース後の品質維持に力を入れています。フィリピンに開発拠点「CODY Web Development Inc.」を持ち、コスト効率の高いオフショア開発との組み合わせにより、予算を抑えながら高品質なアプリリニューアルを実現するプランも提案可能です。
費用目安・対応規模
中小〜中規模企業のアプリリニューアルに適しており、費用目安は250万〜1,500万円程度です。オフショア開発を活用することで予算を抑えた開発も選択でき、スモールスタートでのリニューアルに対応しやすい体制があります。Web制作と合わせてアプリリニューアルを一括で依頼したい場合にも、Webとアプリの両領域に対応できる点が便利です。
アプリリニューアルの開発会社を選ぶ際のポイントまとめ

アプリリニューアルの発注先を決める前に、以下の観点で各社を比較することをおすすめします。事前に整理しておくべき情報と確認項目を把握することで、ヒアリングや見積もり依頼をスムーズに進めることができます。
事前に整理しておくべき情報リスト
開発会社への依頼を始める前に、以下の情報を整理しておきましょう。まず、リニューアルの目的と解決したい課題(ユーザー離れの防止・パフォーマンス改善・新機能追加など)を明確にします。次に、現行アプリの技術スタック・言語・フレームワーク・担当していた開発会社の情報をまとめておきます。
また、iOS・Androidそれぞれの対応バージョン要件・ターゲットデバイスの確認、月間アクティブユーザー数・DAU・リテンション率などの現状KPIデータも用意しましょう。リニューアル後に達成したい目標KPI・導入希望時期・予算の上限下限の目安・既存ユーザーデータの移行要件(アカウント・購入履歴・設定データなど)の情報があると、開発会社から的確な提案を受けやすくなります。
相見積もりと比較のポイント
複数の開発会社に同一条件で見積もりを依頼し、価格・提案内容・担当者の技術理解度を比較することが重要です。金額だけで判断せず、「リニューアルの課題をどのように分析しているか」「技術的な解決策として何を提案しているか」「過去の類似プロジェクトでどのような成果を出したか」を重点的に確認しましょう。
ヒアリングの際は、担当予定のUIデザイナー・エンジニアから直接話を聞くことをおすすめします。既存アプリの問題点を短時間でどれだけ具体的に指摘できるかは、会社の実力を測る有効な判断材料となります。稼働中の類似アプリのデモ画面を見せてもらえるかどうかも確認しましょう。
リニューアル後の運用サポート体制の確認
アプリリニューアルは、リリース直後が最も課題が発生しやすい時期です。クラッシュ対応・ユーザーフィードバックへの迅速な対応・ストア評価改善のための施策実施など、リリース後の初期サポート体制を事前に確認しておくことが重要です。また、OS・プラットフォームのアップデートへの継続的な追従対応・セキュリティパッチの適用・定期的な機能改善サイクルをどのような体制で提供するかも確認が必要です。
担当エンジニアが固定されるか・問い合わせ対応のSLA(応答時間・解決時間の目標)・月額保守費用の算出根拠・長期パートナーとしての契約更新実績なども、選定時に確認すべきポイントです。リニューアルプロジェクトの成功は、リリース後の継続的な改善体制にかかっているといっても過言ではありません。
まとめ
アプリリニューアルの開発会社を選ぶ際は、リニューアル・リプレイス案件の実績・UI/UXデザインの専門性・iOS/Android両対応とリリース後のグロース支援の3点を軸に比較検討することが重要です。本記事で紹介した6社はそれぞれ得意領域が異なります。大手企業との実績と高いデザイン品質を求めるならフェンリル、グローバル展開やUXリサーチ主導のリニューアルにはモンスターラボ、UXデザインそのものに課題を感じているならグッドパッチ、リクルート仕込みのサービス設計とPDCA継続改善を重視するならニジボックス、コスト効率と総合対応力を求めるならLIGが選択肢として挙げられます。
リプラはコンサルティングから開発・定着支援まで一気通貫で対応できる体制が強みです。予算・スケジュール・既存システムの状態などの条件を整理した上で複数社にヒアリングし、提案の質と担当者との相性を見ながら最終的な発注先を決定することをおすすめします。リプラへのご相談はいつでも無料で受け付けておりますので、アプリリニューアルをお考えの際はお気軽にお問い合わせください。
本テーマに関する全体ガイドは、以下の記事をご覧ください。
▼全体ガイドの記事
・アプリリニューアルの完全ガイド
株式会社riplaでは、IT事業会社出身のプロフェッショナルが「Impact-Driven型支援」を通じて、プロダクトやシステムの納品・提供を目的とせず、お客様と同じ目線で、事業成果の達成をゴールとして、高品質なDX/開発支援をいたします。

また「Boxシリーズ」による、受発注管理・在庫管理・配送管理・業務システム・生成AI・SaaS・マッチングサイト・EC・アプリ・LINEミニアプリなどの標準機能の高速開発と、AI駆動開発の独自フレームワーク「GoDD」を活用することで、低コスト・短期間でのスクラッチ開発を実現いたします。

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株式会社ripla 代表取締役CEOとして、システムパッケージ活用、システム開発、データ分析、生成AI活用、SaaS開発、アプリ開発、EC構築など、幅広い領域で企業のDX推進と事業成長を支援している。IT事業会社出身のプロフェッショナルが集う株式会社riplaにおいて、「Impact-Driven型支援」を掲げ、単なるシステム納品にとどまらず、クライアントと同じ目線で事業成果の実現に向けた伴走支援を行う。早稲田大学卒業後、ラクスル株式会社、LINEヤフー株式会社にて事業開発やDX推進などに従事した後、株式会社riplaを創業。
